堺市スタートアップ実証推進事業 で有意義な結果を得ることができました!

Rehabilitation3.0株式会社(大阪府堺市、代表取締役:増田浩和)は、大阪府堺市において、堺市さんのバックアップをいただきながら市民の方々を対象に、睡眠から運動能力と認知能力を推定する実証実験を行いました。

世界中の半導体不足で思うように検証機器が手に入らず手こずりましたが、堺市S-Cubeの方々のご支援で、最後までやり終えることができ、素晴らしい成果を得ることができました。ご支援いただいた皆様、ありがとうございました!

 

実証実験概要

目的:シニアの健康状態をデジタル情報として把握し、遠隔地から健康アドバイスを行うために最適な睡眠センサーを比較検討して選定する。

方法:
① 市民が一般購入できる11種類の睡眠センサーを作業療法士、理学療法士が調査し仮説を立てる。
② デバイスの測定評価項目:体動、心拍数、呼吸数、いびき、睡眠の深さ、ストレスなど。
③ 使用方法の評価:初期設定のしやすさ、電源維持、測定開始の操作必要性、測定終了時の操作必要性、健康アドバイス者が遠隔地で測定結果を把握することができるか、消費者としての満足度など。
④ 被験者は大阪府堺市に住むシニアとし、その方のご自宅で2週間使用してもらう。
③被験者はITリテラシーに格差がある方々(日常のスマホ利用方法や頻度などを参考に決定)とする。
④被験者から得られた結果を基に、在宅のシニア向けサービスで利用するデバイスを選定する。

結果として、上位3種類の睡眠センサーを選定することができました。
また、ソリューション開発に向けて、課題が明確になりました。特にITリテラシーが低いシニアさんの日課の一部をITに置き換える、またはITを付け足すことは非常に困難であることが裏付けられ、その解決にはITリテラシーが十分でかつ健康志向が高い家族の協力が必須であることが明確になりました。
今回得られた知見をもとに、まだ誰も達成できていない高齢化対策を完成させたいと思います!

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