睡眠から運動能力・認知能力を推定するSAAアプリで高い成果を取得!

2022年12月5日

睡眠情報から日中の運動能力・認知能力を推定するSAAアプリの有効性を医療機関で実証! Rehabilitation3.0株式会社

Rehabilitation3.0株式会社(大阪府堺市、代表取締役:増田浩和、以下「Rehabilitation3.0」)は、株式会社NTTドコモ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井伊基之、以下「NTTドコモ」)と共同で、睡眠時バイタルから運動能力と認知能力を推定するAI(SAA:Sleep Activity Assessmentシステム)を実装したSAAアプリケーションVer1(以下、「SAAアプリ」)の有効性検証を目的とした実証実験を行いました。

〈本実証実験の概要〉

期間:2022年5月15日から2022年10月31日

場所:医療法人いずみ会 阪堺病院(大阪府堺市、院長:大木 毅、以下「本医療機関」)

SAAアプリ利用者:本医療機関の地域包括ケア病棟(以下、「本病棟」)に勤務する看護師および理学療法士 合計19名

方法:本病棟に入院する患者に睡眠センサーを設置、オンラインで情報を取得、看護師等はスマートフォンでSAAアプリを使用

取得した情報:
①本病棟60床に入院する65歳以上の患者22名の属性、入院から退院までの睡眠データ、FIM(Functional Independence Measure:機能的自立度評価法)に関する合計654日データ
②SAAアプリ利用者へのアンケート調査

〈検証結果〉

まとめ

本実証実験では、実際の医療現場の業務中の環境下で有効性を検証しました。
睡眠情報などをAI分析することで運動能力と認知能力を推定するSAAアプリの精度は、様々な条件下で75%以上の正解率を得ることができました。また、コアユーザーからの高い評価を得ることができました。

これらの結果は、実用化に向けた大変大きな一歩となりました!
ご協力いただきました、医療法人いずみ会 阪堺病院の皆さまには大変感謝しております。

今後は、様々な事業会社と連携し、医療介護施設や地域住民を対象とした実証実験を重ね、2023年度中のローンチを目指します!

私たちは、リハビリテーションとテクノロジー掛け合わせて、全ての人の健康な未来を創造します。
これからもコツコツ加速し続けます!!!

【Rehabilitation3.0とNTTドコモの共同開発の経緯】

〇2020年1月23日 SAAシステムの共同開発契約を締結した。​
実証実験にて睡眠から運動能力を推定するAIの開発に成功した。​

〇2020年8月26日 2回目の共同開発契約を締結した。​
2回目の実証実験にて睡眠から認知機能を推定するAIの開発に成功した。​

〇2021年8月24日 SAAを実装した試作アプリの​共同開発契約を締結した。​
SAA試作アプリを開発した。​

〇2022年4月15日 試作アプリの実証実験契約を締結した。
3回目の実証実験にて、SAAアプリの有効性検証を行い高い成果を得た。